ちるちる【カニ】のブログ

ちるちるが遊びにいった場所、思いついたこと、本や映画、テレビの感想など、興味のあることをごちゃまぜに載せていきます。

古書ミステリー本「ビブリア古書堂の事件手帖」を読みました。

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☆鎌倉の地で織りなす本を愛する美女と無職の青年による古書ミステリー☆

 

ミリオンセラーとなって、ドラマやマンガにもなり、シリーズが続いている「ビブリア古書堂の事件手帖」を読みました。

 

この本を取った経緯は、以前からなんとなく本屋さん系のミステリーが流行っていたなぁという認識がありまして、たまたま古本屋さんで、この本が並んでいたのを見て、試しに買ってみました。

 

お話の舞台は、鎌倉の地でひっそりと営業する古本屋「ビブリア古書堂」。ひょんなことから、その古本屋で働くことになった「五浦大輔」が、ビブリア古書堂の店主である美女「篠川栞子」と共に、本に関する謎の解決を行っていくミステリー本です。

 

構成がよくまとめられたミステリー本

 

古本屋さんが舞台でどうやってミステリーの話を進めるのだろうかと思ってよんでみましたが、めちゃよく出来たミステリー本でした。

 

構成がとても上手にまとめられており、最後全ての伏線が回収された時、なるほど!と唸ってしまいました。

 

流石、古書を愛する「三上延」氏の作品。ミステリーと言っても、めちゃくちゃ重い内容ではなく、少し明治の短編小説的な匂いも感じられます。

 

章ごとに、夏目漱石太宰治など名文豪の本をテーマにしたお話しが語られ、名作のバックボーンもかじる事が出来ます。

 

ライトなミステリーがお好きな方、古書が好きな方にオススメの本です!